2023/10/14
吉田:「部長、ちょいと時間あるかしら?」
部長:「おう、吉田。何かようじでもあんのか?ハッキリ言えや、時間は待ってくれねぇからな。」
吉田:「あのさ、部長。本当はね、来春に結婚式を控えてるんだよ。」
部長:「おお、それはめでたい!おめでとう、吉田。」
吉田:「ありがと、部長。で、その…実はね、その式で主賓のスピーチを部長にお願いしたいと思っててさ。」
部長:「ん?俺に?吉田、お前さ、本当にそれでいいのか?」
吉田:「うん、絶対。部長のスピーチなら、きっと素晴らしいものになると思うから。」
部長:「ほっほう、そう言うなら仕方ないな。いいじゃねぇか、もちろんやるよ。ありがとな、吉田。あんたの結婚式、楽しみにしてるぜ。」
・・・そして結婚式当日
結婚式当日、明るい春の陽光が会場を照らしています。吉田と新郎である鈴木さんが新郎新婦の席に座り、ゲストたちが微笑みながら見守っています。そして、部長がマイクを取り、会場に響く声でスピーチを始めます。
部長:「いやー、本日は素晴らしい日和で、めでたいことこのうえないな!吉田、鈴木さん、おめでとう!」
吉田と新郎はにっこりと笑って部長を見つめ、部長は胸を張って続けます。
部長:「吉田、お前はいつも頼りになる部員で、見ててほんとうに心強い。この営業部において、お前の存在は本当に大きいんだ。その吉田が今日、一人前の大人として新たな人生を歩む新郎と結ばれるなんて嬉しい限りだ。」
部長の言葉に、会場中から感動の溜息が漏れます。
部長:「これから二人で新たな人生を切り開いていくんだから、絶対に幸せになるんだぞ。お互いを支えあって、困ったことがあったらいつでも相談に乗るからな。それに、吉田。お前が幸せになることで、この営業部もきっとさらに元気になる。お前の幸せが、みんなの幸せだ。」
そして部長はグラスを持ち上げ、会場全体に向けて宣言します。
部長:「それじゃあ、吉田と鈴木さんの今後の幸せに乾杯だ!本当におめでとう!」
ホントにこういったやりとりと挨拶でしたら、まあまあ無茶苦茶に感じますが、まあでも、きっぷの良さと言いましょうか、からっとしていて、案外、成立しそうな気がしますね。