2023/10/14
料理学校の教育部長から新郎に対する結婚式スピーチで、新郎の料理に対する情熱と誠実さを称え、新妻との共感の深い関係を強調。新郎の職業人としての成長と共に、夫婦としての豊かな暮らしと互いの心への理解を願う内容が綴られています。
私は、一流の料理人を育てる料理学校「シェフアカデミー」の教育部長として、数々の才能ある学生を見てきました。悠太君はその中でもひときわ輝く星でした。
悠太君との出会いは、彼が学生だった頃に遡ります。その時から彼の料理に対する情熱と才能には目を見張るものがありました。新妻の美咲さんは、私の娘の親友で、時折家に遊びに来てくれることから、二人の交際が始まったことを知りました。
悠太君は、料理の技術だけでなく人間性にも優れています。若手シェフとしての地位を確立するために、毎日長時間働いているにも関わらず、美咲さんとの約束は決して破らないという誠実さを持っています。
「シェフは、食材との対話から始まる」と、彼はよく言います。彼の言葉から、人々の心を豊かにする料理への情熱が伝わってきます。そんな彼が、美咲さんとの生活でも同じように、相手の気持ちを感じ取り、共に成長していく姿を想像すると、心から幸せです。
この結婚式において、私はお二人に、将来の豊かな暮らしのために仕事を頑張るとともに、互いの心に寄り添うことの大切さを説くのではなく、既にその姿を見せてくれているお二人に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
お二人がこれから築く家庭が、悠太君の料理と同じように、温かく、人々を幸せにする存在になることでしょう。私としても、悠太君の更なる成長とともに、業界を盛り上げていきたいと思っています。どうぞ、末永くお幸せを。