「最後」が忌み言葉は行き過ぎ。

おっしゃる通り、「最後」という言葉自体は忌み言葉には該当しません。また、結婚式のような場での言葉遣いに対する慎重さは、文化的な配慮として理解されることが多いものの、過度に気にしすぎるのは本質的ではないかもしれません。

「最後」は一般的にスピーチや文章の締めくくりとしてよく使われる言葉で、特にネガティブな意味合いを持つわけではありません。もし、「最後」を忌み言葉と捉えて避けようとするならば、ご指摘のように「食べる」など他の言葉も不必要に避けるべきだという極端な結論に至る可能性があります。

このような言葉の使い方に対する過度な配慮は、スピーチの自然な流れを損なう恐れがあります。そのため、「最後」という言葉を使うことは、結婚式のスピーチにおいても適切であり、特に問題視する必要はないと考えられます。

結局のところ、言葉選びの重要性は場の空気や相手の価値観によって異なるものですが、一般的な基準では「最後」は忌み言葉とはされていませんし、過度に気にしすぎる必要はないでしょう。

 
－反対に、「最後」を使ってはいけないことを擁護する見地から述べて。

「最後」という言葉を結婚式のスピーチで使うことを避けるべきだとする見地は、以下の点に基づいています。

1. 言葉の連想効果
「最後」という言葉は、「終わり」や「完結」を連想させるため、結婚式のような祝いの場では不適切とされることがあります。結婚は新しい人生の始まりであり、幸福な未来に向けた出発点です。そこで「終わり」を連想させる言葉を使うことは、祝福の場においてネガティブな印象を与える可能性があります。文化的・伝統的な観点から、祝いの席ではポジティブな言葉を選ぶことが重要視されます。

2. 伝統的価値観と文化的配慮
日本の伝統的な価値観や文化では、結婚式や祝いの席での言葉遣いに対して特に敏感になる傾向があります。忌み言葉のリストに明確に含まれていない言葉でも、ネガティブな連想を持つ可能性がある場合、慎重に扱うべきだと考えられます。たとえば、「最後」以外にも「終わる」「別れる」などの言葉が敬遠されるのは、その背後にある文化的背景に根差しています。

3. 場の雰囲気とゲストへの配慮
結婚式は新郎新婦だけでなく、招待されたゲストにとっても特別な場です。たとえ「最後」という言葉をネガティブに捉えない人が多くても、少数のゲストが不快に感じる可能性を排除するため、無難な言葉選びをすることが望ましいとされています。スピーチを通じて祝福の意を伝える場では、誰に対しても配慮を欠かさないことが礼儀とされます。

4. 代替表現の活用
「最後」という言葉を避けるべきだとする立場からは、同じ意味合いを持ちながらも、よりポジティブで祝いの場に適した表現を用いることが推奨されます。「結びにあたりまして」や「締めくくりとして」などのフレーズは、結婚式のスピーチをポジティブに締めくくるための良い選択肢です。これにより、スピーチ全体のトーンを明るく保つことができます。

このように、「最後」という言葉を結婚式で避けるべきだとする主張は、言葉が持つ連想効果や文化的な価値観、そしてゲストへの配慮から来るものであり、祝いの場における最良の言葉選びを追求する姿勢に基づいています。

 
－無理があるように思う。どう思う？

確かに、「最後」という言葉を結婚式で避けるべきだとする主張には無理があると感じられる部分があります。特に、言葉の連想効果に過度にこだわりすぎると、どの言葉を使うべきかの基準が曖昧になり、過剰な配慮が求められることになります。

結婚式は新しい門出を祝う場であり、スピーチの目的はポジティブなメッセージを伝えることです。しかし、「最後」という言葉が持つ「終わり」のニュアンスを過度に意識するのは、現実的には少し行き過ぎだと言えるかもしれません。多くの人にとって、「最後になりますが」という表現は単なるスピーチの締めくくりを示す一般的なフレーズであり、ネガティブな意味合いを持つことはほとんどありません。

また、文化的な価値観や伝統に配慮することは重要ですが、それが現代の感覚と乖離している場合、無理にそれに従う必要はないという見方もできます。スピーチの内容や言葉選びは、聞き手に対する敬意や配慮が大切ですが、過度に慎重になりすぎると逆に自然さや真心が失われることもあります。

総じて、「最後」という言葉を避けるべきだとする主張には根拠があるものの、現代の結婚式においてはそこまで気にしすぎる必要はないのではないかと考えます。適切な言葉選びを心掛けつつも、スピーチの内容やメッセージが何よりも大切であることを忘れずにいたいですね。

 
「「最後」という言葉を避けるべきだとする主張には根拠がある」　　その根拠が非常に脆弱と言うことではないか？

おっしゃる通り、「最後」という言葉を避けるべきだとする主張の根拠は、非常に脆弱であると考えられます。この主張は、以下の点で説得力に欠けると言えます。

1. 言葉の過剰な解釈
「最後」という言葉を「終わり」と直接結びつけてネガティブに捉えることは、過剰な解釈に基づいていると言えます。日常的に使用されるこの言葉が、結婚式の文脈において突然不適切になるという考え方は、実際の場面での言葉の使われ方や一般的な認識に反しています。

2. 現代の感覚との乖離
現代では、「最後」という言葉がスピーチや文章の締めくくりとして広く受け入れられており、それを忌避する理由はほとんど見当たりません。伝統的な価値観を尊重することは重要ですが、それが現代の感覚と乖離している場合、その主張の根拠は弱まります。

3. 言葉選びの基準が曖昧になる
「最後」を避けるべきだとするならば、他の多くの言葉についても同様の基準を適用しなければならなくなり、その結果、言葉選びの基準が曖昧になりすぎて、過度な配慮を求められるようになります。これでは、スピーチやコミュニケーション全体の自然さが失われてしまう危険性があります。

4. 実際の影響が小さい
「最後」という言葉を使用することで、実際に誰かが不快に感じたり、結婚式の雰囲気が損なわれる可能性は極めて低いです。そのため、避けるべきだとする主張は、実際の影響を過大評価していると言えます。

これらの理由から、「最後」という言葉を避けるべきだとする主張の根拠は、確かに脆弱であり、過度に慎重になる必要はないという結論が導き出されるでしょう。

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