プレゼン、スピーチの仕方というと、腹式呼吸がどうとか、母音・子音がどうとか、話す時の目線がどうかなど、とかくテクニカルなことに注目が行く。
たしかにこれらは大切だ。
しっかり声が出ていたほうがいいし、しっかり前を向いていたほうがいい。
話し方に上手さを求めるのは、正しい。
が、しかしだ。
世のエグゼクティブの方は、すでに気が付いているはず。
「そこじゃないんだよ」
と。
そう、すでにお気づきのように、上手い話し方が良いスピーチであるとは限らない。
いや、そもそも、上手い話し方と良いスピーチとは同じ俎上に載らないものであって、「上手い話し方で良いスピーチをする」が正しいのである。
たとえば、おそらくビジネス界隈で最も有名なスピーチと言える、スティーブジョブズのスタンフォード大学での卒業式スピーチ。
もしお時間があるなら、少しだけでも見てみてほしい。
ジョブズはこのスピーチをしたときに、大病(すい臓がん)をわずらっている。
本当に素晴らしい発声だろうか?
本当に素晴らしい発音だろうか?
目線の問題だろうか?
いや、普通の話し方である。
じゃあなぜ、あんなに人々の心にささるのか。それを考えてみてほしい。
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